ファンレスPoEは電力を供給するのにとても重要な役割を果たしています。
ファンがついているものとついていないものがあるのですが、ファンがついていないファンレスのPoEには、ファンがついているPoEと違ってどんなメリットがあるのでしょうか?
PoEにはなぜファンがついているのか
PoE(Power over Ethernet)とは、インサーネットを利用して電力を提供する仕組みのことを言います。
近くにコンセントがなく、設置をすることが難しい場合でも、PoE給電することができるハブとLANをつなぐことができれば、コンセントなしで電源を作り上げることができます。
PoEに対応したハブは、PoEに対応していないハブに比べるとたくさんの電源を確保する容量が必要になってきます。
内部的にも、電源ユニットが拡張されているので、どうしても温度が高くなりやすいのです。
温度が上昇してしまうと機器にダメージを与え、トラブルを引き起こす可能性があります。
その熱暴走を防ぐ為にもファンを搭載させる必要があるのです。
ファンがないファンレスPoEのメリットとは?
ファンレスPoEのメリットは、なんと言っても動作音が出ないということです。
ファンレスの場合、温度の問題はどうなるのか?と不安に思ってしまいますが、温度対策はしっかりとされているので、設置場所が限られてしまっている場合や、ファンのモーターによる騒音が気になる場合は重宝します。
ファンがないことで熱による機器トラブルを起こす可能性があると前述しましたが、ファンレスPoEでは冷却性能の高いシートシンクを利用しているので、出した熱をすぐに冷却することでトラブルを回避できるようになっています。
最近では省エネタイプやメンテナンスフリーな機種も出回っているので、非常に使いやすくなっています。
また、ファンがあるとどうしても外気に漂っているホコリを吸い取ってしまい、機械の中が汚くなってしまいます。
ファンレスPoEにすることで内部にホコリが入ってこないので、掃除をする手間を省くことができ便利です。
少しでも安く、手間をかけずに管理していきたいという場合にはファンレスPoEがおすすめです。
ファンがついていないものとついているものでは管理がしやすいというメリットがファンレスPoEにはありました。
もし、PoEをどちらにしようか悩んでいるのであれば、ファンレスPoEをおすすめします。