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ネットワークにおける責任分界点とは

ネットワークにおける責任分界点とは

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インターネットが普及した昨今では、パソコンだけでなくタブレットや携帯電話で、いつでもどこでもネットワークに接続することができます。

その便利なネットワークは、様々な機器やシステム、サーバーなどを介して成り立っています。

ネットワークにおいて責任分界点とは何か

そもそも責任分界点とは、主に電気工事や通信事業などで使われている言葉で、どこからどこまでが会社側、どこからどこまでがお客さんの責任になるのかという範囲を分けるためのポイントを言います。

この責任分界点が曖昧だと、保証するポイントなども曖昧になってしまい、責任問題が出てきてしまう可能性があります。
そのため、責任分界点は明確に決めておく必要があるのです。

では、ネットワークにおける責任分界点とはどういったものなのでしょう。

ある会社でパソコンを使用している時、パソコン、エッジスイッチからコアスイッチ、ファイアウォールなど、サーバールームで連携しているもの、そしてインターネットと、それぞれに責任分界点が設けられている場合、どこで故障やトラブルが起きたかによって責任を追うべきところが違ってきます。

例えば、ネットワークには問題はないがパソコンの調子が悪いという場合、サーバールームなどは何の責任も負う必要はなく、そのパソコンの使用者などが責任を追うことになります。

ネットワークはどのような仕組みになっているのか?

ネットワークは一つではなく複数のパソコン同士がつながっていることを言います。

その仕組みは主に2つあります。

一般的なクライアント/サーバーでは全てのパソコンとつながっている親機(サーバー)と、一つ一つの独立したパソコンであるクライアントの2つに分かれています。

一方、P2P(peer-to-peer)という仕組みでは、親はおらず、それぞれのパソコン(ピア)が独立してつながり合っています。

このように、クライアント/サーバー型のネットワークでは責任分界点が明確になりやすいですが、P2Pのネットワークでは曖昧になってしまうケースがあります。

責任分界点を明確にしておくメリットとは

ネットワークは上記のように様々な仕組みが存在しているため、責任分界点を把握しておかないと、どこからどこまでが自分の責任となるのかが分からなくなってしまいます。

例えば、クライアント/サーバーの仕組みを利用している時に、親機のサーバーでトラブルが起きてしまった場合、親機とつながっているパソコンにも影響は出てしまいますが、これは親機がトラブルを起こしているため、その下にあるパソコンに不備はありません。

責任分界点を理解し、自宅や会社のネットワークにおける責任分界点を把握しておくことで、どこに対応してもらえばいいのか、そして自分には責任があるのかが分かります。

ネットワークにおける責任分界点は難しく思われがちですが、これを把握しておけば何かトラブルが起きてしまった時も、どこに対応してもらうべきかなどを知ることにつながります。

ぜひネットワークの責任分界点がどこにあるのか、調べてみましょう。

 

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