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IPoE V6通信機能装備
クラウドアクセススイッチ®
1G~10Gbps対応 5ポート・6ポート対応 L2スイッチングハブ [適合認定品]

クラウドアクセススイッチとは
有線通信機器が、インターネット、データセンター、クラウドへ接続する際に、ルータ、無線AP、PBX、VoIPゲートウェイ等々を配下に接続するためのポータルとして本製品を開発いたしました。
様々なシステムの為に複数のアクセス回線を必要としていた考え方に対して、音声も含めた複数台のルータを1つのアクセス回線に統合することが可能な製品になります。
Voiceスイッチからの継承点
10Gbpsでも音声品質確保した責任分界点を明確化した適合認定機器になります。
本機器採用メーカ(機種名)
沖電気工業株式会社(CrossCore)、タカコム、パナソニック(IP Office)、アイコム株式会社(SR-8000V)、岩崎通信機株式会社(FrespecⅡ, Frespec-s)
検証済み電話系メーカ(機種名)
沖電気工業株式会社(CrossCore)、タカコム、パナソニック(IP Office)、アイコム株式会社(SR-8000V)、岩崎通信機株式会社(FrespecⅡ, Frespec-s)、サクサ株式会社(PLATIAⅡ、PLATIA III、OPTYS、BU2000)(2025.1.31更新)、NTT東日本 / 西日本(SmartNetcommunity αZX、αZXⅡ)、NEC(UNIVERGE Aspire WX plus, UNIVERGE Aspire UX)
※日立製品、ナカヨ製品の検証結果については、お問い合わせください。
その他導入実績メーカ名
随時更新予定
IPoE V6検証済みルータ
YAMAHA: RTX830、RTX1220、RTX1300
サクサ:ZC1000 II
NEC:UNIVERGE IX2235
バッファロー:WXRシリーズ
H3C:随時更新予定
検証済IPoE対応ISPサービス
IPv4 over IPv6接続サービス名 | VNE(Virtual Network. Enabler) | 通信方式 |
---|---|---|
OCNバーチャルコネクト | NTTコミュニケーションズ | MAP-E |
V6プラス | JPIX(日本インターネットエクスチェンジ) | MAP-E |
V6コネクト | 朝日ネット | DS-Lite |
クロスパス | アルテリアネットワークス | DS-Lite |
transix | MF(インターネットマルチフィード) | DS-Lite |
IPv6オプション | BIGLOBE | MAP-E |
なお、ソフトバンクは、通信方式が4rd/SAMのため、接続不可。
VNE(Virtual Network Enabler):インターネットサービスプロバイダ(ISP)にIPoE接続サービスを提供する事業者
※「クラウドアクセススイッチ」は アイ・マーキュリー株式会社の登録商標です。
クラウドアクセススイッチの特徴
特徴1:通信アクセス回線最大速度10Gbps対応
1Gbs~10Gbpsの通信速度を提供する通信キャリアの公衆光電話サービス及びインターネットサービスに対応しております。
以下は対応している通信キャリアのサービスになります。
(1)NTT東日本電信電話株式会社及びNTT西日本電信電話株式会社「フレッツ光ネクスト、フレッツ光ライトで提供する光電話A(エース)/光電話オフィス
(2)NTT東日本電信電話株式会社及びNTT西日本電信電話株式会社「フレッツ光クロス」
※光コラボレーション事業者のサービス名は省略
特徴2:PS-73Jplusは、最大通信速度10Gbpsのポートを装備
10Gbps対応有線ルータ及びWiFi5/6/7対応の無線ルータの接続により、より高速なオフィス通信環境を実現することが可能です。
特徴3:データ系通信にIPoE IPV6対応機能装備
構成図1のように光電話サービスと同時にデータ系にてIPoE IPV6通信を実現できるので、別回線を追加することなく、既存の回線にてより速いスループットのインターネットアクセス環境を実現できます。更にNTT東日本/西日本の提供するフレッツ光クロスに対応しており、既存のビジネスホンやPBXを活かしながらIPoE IPV6対応のISPにて10Gbpsでのインターネットアクセスも実現できます。
構成図2のように別ポートにPPPoEにて追加セッションを実現することも可能です。


特徴4:送受信音声パケットを常時最優先
ビジネスホン主装置及びVoIPゲートウェイから通信回線側に送出される上り音声パケットの優先機能はVoiceスイッチシリーズを継承し、10Gbpsのデータ通信下でも安全を期して下り音声パケットの優先機能を追加装備しております。
Voiceスイッチの音声優先機能は、以下URLをご参照ください。
「Voiceスイッチの特徴」音声優先機能について
https://www.imrcry.jp/products/onu/ps52jplus.html#feature3

特徴5:適合認定品です。ONU配下のネットワーク機器(回線終端装置)は技術基準適合認定取得装置(JATE認定品、適合認定品)でなければ法律違反になります。
構成図4のように適合認定品のクラウドアクセススイッチをONU配下に接続する一般的な構成を示します。構成図5のように電話系に限らず非適合認定品ルータやHUBをインターネットアクセス回線と接続する場合もクラウドアクセススイッチのような適合認定品をONU配下に接続する必要があります。構成図6のような例も多いので設置工事の際、お客様環境を法律違反状態にさせてしまいますので注意が必要です。
【解説】端末設備に関する電気通信事業法概要(PDF:112KB)



特徴6:WANポートとVOICEポートのミラーポートを装備
ミラーポート機能は、DATA3ポートを前面のスイッチで切り替えることにより実現できます。工場出荷設定では非ミラーポートつまりDATAポートとして動作し、設定変更により障害切り分け用のWANポートのミラーリング及び通話録音装置用のVOICEポートのミラーリングに変更することが可能です。


特徴7:通常運用では ケーブルを差し込むだけで設定は不要(ミラーポート使用時のみディップSW変更要)
WAN、VOICE、DATA等と背面のシルク表示の通りLANケーブルを差し込んで設置してください。

特徴8:VoIPゲートウェイ(iMW-5022/iMW-5023)へアクティベイト可能
別途ライセンスの購入が必要になりますが、VoIPゲートウェイ内蔵クラウドアクセススイッチであるクラウドアクセスゲートウェイをアクティベイトすることが可能です。
PS-72Jplus → iMW-5022
PS-73Jplus → iMW-5023
使用する時の注意点
1. ルータとの接続
1-1. 接続ポート
(1) PS-72JplusはData1ポートに、PS-73JplusはLANポートにルータ(IPv4 over IPv6)を接続してください。
(2) 2台目以降のIPv6専用ルータ及びPPPoEルータを接続する場合、PS-72JplusのData1ポートまたはPS-73JplusのLANポート以外のポートを利用してください。
1-2. ルータへのIPv6アドレス配布方法
PS-72Jplus/PS-73Jplusは、DHCPーPD/60方式(デフォルト)でIPv6アドレスを配布します。
RAで配布したい場合は、メール/電話で手順書を要求してださい。折り返し、メールにて設定手順を記載した変更手順書をお送りします。
1-3.IPoE対応サービスプロバイダ
IPv4 over IPv6のマッピング方式が2種類(DS-LiteとMAP-E)あり、ルータの設定と合わせて確認してください。
マッピング方式、対応VNE(Virtual Network Enabler)は、検証済IPoE対応ISPサービスの表を参照してください。
※VNE(Virtual Network Enabler):インターネットサービスプロバイダ(ISP)にIPoE接続サービスを提供する事業者
※IPv4 over IPv6については、https://www.imrcry.jp/blog/ipv6/471/ を参照ください。
2. MIRROR機能
MIRROR機能はデフォルトでは無効です。DATA3ポートのみ、MIRRORポート機能を使えます。MIRRORポート機能を使用する場合は、下記の通り設定変更してMIRRORポート機能を有効にしてください。
WANミラー設定:Config.スイッチ1 ON、Config.スイッチ2 ON
VOICEミラー設定:Config.スイッチ1 ON、Config.スイッチ2 OFF
※MIRRORポートの用途については、本HPの特徴6を参照してください。
3. 各機器の電源立ち上げ順序
※短時間で設置工事を済ませたい場合のみ参考にしてください。
●STEP1
クラウドアクセススイッチを通信回線に接続後、電源をON。STATUS1が点灯(レディー状態)迄確認してください。約1分半程度。
●STEP2
扱いのルータをクラウドアクセススイッチに接続後、ルータの電源をいれてください。機器にもよりますが約1分半。ここまでおよそ3~5分かかります。
(IPoE v6ルータ IPv4 over IPv6 接続の際: PS-72JplusはDATA1ポートに、PS-73JplusはLANポートに接続してください)
●STEP3
ビジネスホン主装置は、基本的にはクラウドアクセススイッチがレディー状態後、接続してもらいますが、各メーカ殿の指示に従ってください。
仕様
対応回線及びサービス網 | 1Gbps及び10Gbpsの通信速度を提供する各通信キャリアの提供する公衆光電話サービス及びインターネットサービス |
---|---|
インタフェース規格 | 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (IEEE802.3an/IEEE802.3bz/IEEE802.3ab/IEEE802.3u/IEEE802.3) IEEE802.3x Flow control and Back pressure |
伝送速度(規格値) | 10Gbps(10GBASE-T)/5Gbps(5GBASE-T)/2.5Gbps(2.5GBASE-T)/1000Mbps(1000BASE-T)/100Mbps(100BASE-TX)/10Mbps(10BASE-T) |
ポート数 | PS-72Jplus:5ポート(RJ-45) PS-73Jplus:6ポート(RJ-45) |
ポート定義 | WANポート × 1(10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-TX/100BASE-T/10BASE-T) LANポート※1 × 1(10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-TX/100BASE-T/10BASE-T) VOICEポート × 1(1000BASE-TX/100BASE-T/10BASE-T) DATAポート※2 × 3(1000BASE-TX/100BASE-T/10BASE-T) ※1 LANポートは、PS-73Jplusのみ装備 ※2 ポートのみMIRRORポートと兼用(Config.スイッチにて設定可) |
LED表示 | PWR:電源ON状態 STATUS1:システム状態 STATUS2:VoIP GW状態 WAN:10Gbps・2.5G/5Gbps・10M/100M/1Gbps & Link/Act ACT TYPE:DHCPv6起動状態/PPPoE起動状態(Config.スイッチにて切替) LAN:10Gbps・2.5G/5Gbps・10M/100M/1Gbps & Link/Act(PS-73Jplusのみ) VOICE:1Gbps・10M/100Mbps & Link/Act DATA1, 2:1Gbps・10M/100Mbps & Link/Act(2個) DATA3/MIRROR:1Gbps・10/100Mbps & Link/Act |
L2スイッチング機能 | オートネゴシエーション機能 Auto MDI/MDI-X対応 スイッチング方式:ストアアンドフォワード スイッチング容量:30Gbps |
IPV6対応 | IPV6パススルー(ブリッジ)機能 IPV6プレフィックス再配布機能(DHCPv6-PD,RA) |
QoS | 音声パケットの優先処理 |
Config. スイッチ | DATA3/MIRRORポートの設定切替 ノーマル(デフォルト)・WANポートのMirror・VOICEポートのMirror ACT Type LEDの表示切替 DHCPv6起動状態(デフォルト)・PPPoE起動状態 |
RESETスイッチ | 装置リセット(3秒長押しで有効) Config.1~3のいずれかOFF:ソフトリセット Config.1~3のすべてがON:工場出荷状態に戻る |
USBポート | 使用不可 |
定格電源 | 100V-240V 50Hz/60Hz(ACアダプタ) |
最大消費電力 | 9W |
筐体 | 金属筐体(ゴム足付)、自然空冷(FANレス) |
装置重量(本体+ACアダプタ) | 約890g |
外形寸法 | W 185× D 115 × H 47 (mm) |
動作環境条件 | 0℃~40℃/湿度10~90% (結露なきこと) |
保存環境条件 | -40℃~70℃/湿度5~90% (結露なきこと) |
EMI規格 | VCCI ClassA |
適合認証番号 | DE24-0011001, LM24-0004 |
添付品 | 取扱説明書、ACアダプタ、ACコード |
その他 | RoHSⅡ指令対応 |
製造販売元
製造販売元 | アイ・マーキュリー株式会社 東京都千代田区神田司町2-14大鷹ビル5F TEL:03-6265-1860 FAX:03-6265-1862 |
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資料ダウンロード
製品パンフレット(PDF:589KB) | |
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製品仕様書(PDF:561KB) | |
外観図(PDF:397KB) | |
取扱説明書(PDF:1.5MB) | |
リリースノート | |
切り分け手順書 |